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SDGsを経営に展開するにはどうしたらよいか。具体的に解説した動画を下記からご覧いただけます。
(外部リンクに繋がります)
1.日本、いや全世界の組織がSDGsに取組んでいる
最近、政治家、ビジネスマンが派手な円形のバッチをしているのを見かけます。
あれは何か知っていますか? これを知らない人は、時代遅れです。
SDGsのバッチです。
日本、いや全世界の組織がSDGsに取組んでいます。
ちょっと名前だけが先行している気もします。
2.身近にある地球温暖化の影響
IPCCとは「気候変動に関する政府間パネル」という組織です。
私達を取り巻く社会、いろいろな気候変動が起きています。
この気候変動には各国で取組んでいますが、それらが正しく行われているか、そして効果があるかを評価する必要があります。
それを行っているのがIPCCです。
IPCCが2018年10月8日に1.5℃特別報告書を公表しました。
この中で、現在までの気候変動、これからの気候変動を次のように総括しています。
(1)工業化以降、人間活動は約1.0℃の地球温暖化をもたらしている。
(2)現在の進行速度では、地球温暖化は2030〜2050年に1.5℃に達する。
1.5℃なんて大したことないと思いますが、現在私達の身の周りでは大きな異変が起きています。
私が経験していることを紹介します。
(1)10年前、北海道に審査に行っていた時は稲がうまく実らず、稲穂がたっていました。それが3年位前には、稲穂が垂れています。北海道は稲作の適地になろうとしているのです。
(2)過日のNHKの番組によると、フランスのボルドー地方はワインで有名ですが、温暖化の影響でいいぶどうが出来なくなり、世界中を調査して北海道でブドウを栽培している。
2019年の台風19号のように、気候・気象異常の強度が著しくなり、頻度も増えています。
地球温暖化がさらに進むと、さらに影響が大きくなる訳です。
3.SDGsとは何か?
IPCCの報告書では、地球温暖化を2℃ではなく1.5℃にすることは、明らかな利便があると述べています。
しかし、1.5℃以下にすることは簡単なことではなく、私達の社会を大きく変革する必要があるのです。
そこで国連が2016〜2030年までの国際社会共通の目標として、SDGs(Sustainable Development Goals)として17の目標と、169のターゲットを決めたわけです。
この中では、継続的改善ではなく、革新的な取組みを求めています。
現在の延長線上には未来はないという考えからです。
4.SDGsにいかに取組むか?
ISO14001はISOのTC207という委員会で開発されています。
TC207はISO14001が直接的に関連するとしたSDGsの目標を赤字で示しています。
目標1(貧困) | あらゆる場所のあらゆる貧困の撲滅 |
目標2(飢餓) | 飢餓の撲滅、食料安全保障・栄養改善の実現 |
目標3(保健) | 健康的な生活の確保、福祉の促進 |
目標4(教育) | 包摂的かつ公正な質の高い教育の提供 |
目標5(ジェンダー) | ジェンダー平等を達成、女性・女児の能力強化 |
目標6(水・衛生) | 全ての人々の水と衛生の利用可能性の確保 |
目標7(エネルギー) | 安価かつ信頼できる持続可能な現代的エネルギーへのアクセスを確保 |
目標8(経済成長雇用) | 包摂的かつ持続可能な経済成長、安全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用の促進 |
目標9(インフラ 産業化 イノベーション) | 強靭なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進、イノベーションの拡大 |
目標10(不平等) | 各国内及び各国間の不平等の是正 |
目標11(持続可能な都市) | 包摂的でかつ安全かつ強靭で持続可能な都市及び人間居住の実現 |
目標12(持続可能な生産と消費) | 持続可能な生産消費形態の確保 |
目標13(気候変動) | 気候変動及びその影響軽減の緊急対策の実施 |
目標14(海洋資源) | 持続可能な開発のために海洋資源の保全 |
目標15(陸上資源) | 陸域生態系の保護・回復・持続可能な利用、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処 |
目標16(平和) | 平和で包括的な社会の促進 |
目標17(実施手段) | 持続可能な開発のための実施手段の強化、グローバル・パートナーシップの活性化 |
出典:UN Sustainable Development Goals-can ISO14001 help-Yes!
この関連性を考えると、IS14001をベースに取組めばよいことがわかります。
では何が異なるのでしょうか?
組織の活動として3つの領域があります。
(1)自組織の環境負荷低減、法的リスクに取組む、事業のリスクと機会に取組む
(2)日本の環境負荷低減、法的リスクの改善寄与、日本社会のリスクと機会に取組む
(3)世界の環境負荷低減、法的リスクの改善寄与、世界のリスクと機会に取組む
つまり今までの環境活動を日本社会、さらに世界と視野を広めて、自社の活動を見直すことがSDGsと考えられます。
当然、環境だけなく品質、安全衛生等を組込めばもっと広がりをもった組織活動になります。
5.ご支援
SDGsに取組む気持ちはあるが、どうしていいか分からない組織は、是非当社にメール下さい。
中小企業でも実践できる、そして価値のあるSDGsの取組み方をお手伝いします。
是非、お気軽にご相談下さい。
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